
WEC Fujiにしてはめずらしく予選日に引続き、決勝日も快晴となりました。

スタート前セレモニーにはヨサコイ踊りも披露され、大きな旗を振るダイナミックな動きはWECのテレビクルーも熱心に撮影していました。

今年から参戦し、Le Mansクラス優勝を果したフォードGTは、Cピラー(?)がブリッジのように渡されておりまさにLe Mansで勝つために作られたレーシングカー然としたボディワークは興味深いものでした。今回のFujiでもその実力を発揮しクラス1-2フィニッシュを果しています。

レースは終始P.PスタートのAudi 8号車がリードする展開が続きましたが残り1時間となったところからトップ3台それぞれの最後のピットストップの時間が異なり最後まで目の離せない展開となりました。最終的には給油のみでタイヤ交換をせずに2スティント目に挑んだ小林可夢偉選手の駆るTOYOTA 6号車がAudi 8号車の猛追を振り切りトップチェッカーを受けました。富士はWECでAudiが勝っていない唯一のサーキットですが、今回も勝てませんでした。2017シーズンをもってAudiのWEC撤退の噂もありますが…。

TOYOTAは今シーズン初優勝、それも地元富士で優勝とあって表彰式では可夢偉コールが起こる程の盛り上りでした。

今回は7号車がマシントラブルで早々にリタイアしてしまいましたがダブルイエローやバーチャルセーフティカーの出番はなく244ラップレーシングスピードで駆け抜けた見応えのあるレースでした。
今年も6時間お疲れ様でした。
また来年。
WECの写真はFlickrのアルバムにまとめてあります。
WEC FSW | Flickr
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